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2019-01-26

撮影と引き渡し

上天神町の家の完成写真の撮影が終わり、先日、無事引き渡しを終えました。

 

写真の出来上がりが楽しみです!

 

この家はリノベーションという事もあり、僕や建主さんで決めたもののほかに、間取りをつくる上での制約であったり、この家で長い間住み継がれてきたものを残したことで何とも言いがたい空間になりました。昔からそこにあったかのような、自分で設計したのにそれが前面にあらわれない、現場に来る度に不思議な感覚になっておりました。

 

また、建物の場所であったり、建主さんの人柄、取り入れた内装材等すべてをひっくるめて「素材」というならば、素材が良ければ設計に特別なものはいらないし、余計なことはせずとも良い空間になるのだなという事を強く感じました。

 

そして建主さんには失礼ながら、この家のメインであるリビングの天窓の下で仰向けになり、寝ころびながら目を閉じ生活のシーンを想像してみたのですが、何とも気持ちよく、きっとここの建主さんは住みこなしてくれるだろうと勝手ながら思いました。

 

引き渡しと言いましたが、バトンをつなぐと言った方がしっくりときます。

工務店さんや職人さん、僕も含め関わる人全てが真剣な想いでつくり完成したこの家を、次は建主さんがそれに負けない気持ちでいいように育てていってくれればと思います!