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2019-09-16

史跡・名勝

いつになく長いです。

 

計画中の敷地内に建っていた、既存の建物の解体工事がようやく終わりを迎えつつあります。

 

 

この場所は右京区嵯峨嵐山の史跡・名勝に入っています。

(簡単日言うと本において歴史上または学術上価値の高いものが土地の中に埋蔵されている可能性が高い場所のこと)

 

まぁ、近くに渡月橋や天龍寺があり史跡・名勝に入っているかは調べればスグ分かるので把握はしていた。

さらに既存の建物を壊す前に、その地域の行政(市役所)に「届出」をしないといけない事ももちろん把握済み。

 

ですが築50年以上建っている建物を壊す際は、行政ではなく文化庁(国)に「許可申請」をしないとダメで、これは想定外。

行政ではなく国にまで提出しないといけないのと、許可申請ということで、下りるまでものすごく時間がかかるのです。もちろん想定外、、、。

 

ちなみに複数の既存建物が建っており、そのうち一棟が大正時代の建物でした。
という事で、大急ぎで行政との打ち合わせを済ませ許可申請を出したのが5月末。

先月の初めに許可申請が下り、やっと解体工事に入れました。

 

そして既存建物の基礎を撤去する際、重機で少し掘って地面の状況を簡単に見てみたいと行政から連絡があり、僕も一緒に立ち会いをすることに。

そりゃあ大正からずっと建物が建っていたであろう下の地面は、おそらく100年ぐらいは掘られていないということなので、重機のスコップが入る際、本当に何か出るのではないかと内心スゴくドキドキした、、、。

 

 

結果、浅くしか掘っていないというのもありますが、この辺りではよく見つかる室町時代の瓦が出てきたと。

 

 

何か出てきたら工事の着工も遅れること必至なので、ホッとしつつも、これから始まる試掘の調査(重機を入れて1~2日、計画建物の基礎底まで試し堀りをすること)の結果でこの先のスケジュールが決まりそうです。