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2020-03-21

門扉がつきました

去年の1月に引き渡しをした「上天神町の家」の正面に門扉をつけたいとのことで、デザインをさせて頂きました。

 

 

その門扉の設置も先日無事に終わり、建主さんとのチェツクも何事もなく終わったので、そのまま失礼させて頂いた、、、はずもなく、中にお邪魔し、ダイニングテーブルを囲んでのご夫婦との歓談が始まった(長居してしまいすみません)。

 

僕ら設計者は、依頼頂いた建主さんに満足して頂くため同じ方向へ向けて進めていくわけなんですが、僕自身がその仕事の出来に満足したとしても建主さんが満足して下さらなかったら、その仕事は最高の出来とは言えない。むしろ失敗になる。

だから怖い。設計(建築全般にも言える)という仕事は本当は怖い仕事だ。

 

上天神町の家は独立後初めての案件だったのですが、久しぶりに建物にお邪魔し、お話も伺い、改めて最高の出来だと思った。

 

自分だけにしか分からない事なんですが、思い通りにならなかったり、失敗したこと、安易に考えてしまい防げるはずであった想定外の事などが頭から離れず良く落ち込む。

人間なので完璧ではないのだからと言い聞かせるのですが。

 

ではこの日は何でこんな満たされた気持ちで岐路につけたのだろうか。

それは、建主さんにとても喜んで頂けたからだと後で理解できた。

引き渡しの時や、この日かけて頂いた言葉はきっと忘れないでしょうし、何より本当に嬉しかった。

 

この案件でも完全に良いように進められた訳ではなく、失敗したり建主さんからのご指摘なんかもありました。また現場の施工も完全ではない事も実感した。

 

しかしこの案件は良い仕事だったと改めて思った。

完全ではなかったかも知れないが、最高の仕事ができたと思う。