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2020-10-13

リノベーション

明治時代から建っていたであろう町家のリノベーション計画が、実施設計がほぼ完了しこれから実行するための見積へと進めていきます。

まぁ、明治時代の町家と言いつつ外観から察するに、昭和初期に結構な改装をしたであろう痕跡が残っております。

 

 

 

 

この家づくりでは、この家が今までたどってきた歴史や記憶をなるべく留めながら、必要な性能を取り入れた上で次代へつなぐという大きなテーマがあります。

どのような素材が良いのか、いろいろな建物を参考にしたり注意深く共に選んでいきました。

時には丸一日打ち合わせをしていた日もありました(建主さんの「僕達は全然大丈夫です」についつい甘えてしまいました、、。)。

 

リノベーションなので間取りや使う素材等制限がありますが、きっとこの家で使うものや空間の質は、この家でしか出せないものになるでしょう。

 

時間をかけた打ち合わせや素材選び、この家の歴史の継承。

こういう事の積み重ねがデザインなどの理屈を超えて、心から安らぐ「たった一つのあなただけの家」にしていくのだろうと思います。

 

どんな空間となるか着工するのが今から楽しみです。