2022-07-07
紫野の家 新築工事
昔ながらの商店や住宅が建ち並ぶ密集地に計画地はあり、狭小敷地ながらも船岡山に建つ建勲神社が伺える視界の抜けた敷地となっています。
この街の雰囲気に惹かれ土地を購入されたことをきっかけに家づくりがスタートしました。
計画地は車が入れないような道路沿いにあり、密集地でプライバシーの確保が難しいのと、道路を通行する人が比較的多く、また日当りについても考慮し、1階に個室を配置し2階にメインのLDKスペースを配置するプランで計画を進めました。
1階への心理的な距離感を解消するべく配置した中2階のスタディスペースと、ダイニングキッチン上部にあるロフトの4層で構成された空間は、家族の気配を感じながらも程よい距離感を生み出してくれています。
領域を区切りながらも一体化された空間は、視界の抜けとも相まって面積以上の広がりを感じられます。
主要用途 専用住宅
構造規模 木造2階建て
敷地面積 70.18㎡
延床面積 78.30㎡
写真撮影 岡田 大次郎