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2022-09-26

着工に向けて

伏見区で計画を進めていた住宅が打ち合わせを終え請負金額も確定し、いよいよ11月に着工するところまで来ました。

これから工事請負契約と確認申請を提出してゆきます。

 

当初の案を気に入って頂きほぼ原形を変えることなく、また打合せでのこちらの提案もよく聞いて下さりました。

時には一歩立ち止まり検討する事もありましたが、僕も建主さんもとても良い関係性で進めることが出来ましたし、仕様が決まった際は自分で言うのも何ですが完璧な家づくりなんじゃないかと密かに思っておりました。

 

(数ある中から選んでもらうのを自由設計や注文住宅だと思われている方もいらっしゃいますが、初めて家づくりをされる建主さんに答えを委ねるのはなんか違いますし、プロの設計士が渾身の提案をしそれに対し議論する、というのが本来の注文住宅のカタチなんだと思います。またそれが注文住宅をつくる側の責任だというのをつくづく思いました。)

 

そして楽しい打ち合わせの後の見積り提示。現実はそう甘くもなく度重なる建材や機器の高騰により予想以上の値上がりに卒倒しそうになりました。

工務店さんに粘り強く(いつになく)直談判するも思うような金額にはならず、夢にまで出てきたりしました(小心)。

 

建主さんにも見積提示した上で話し合いましたが、やはりすぐには受け止め決めることが出来ず、正直建物面積を削ることも思っていました。

 

ところが翌日、出来るだけ今の案のまま進めたい、何かを削る事はこれっぽっちも考えていなくてこの形での実現へ向けて検討してゆきたいとご連絡を頂きました。

上手く言えませんが、大事なパズルのピースがパチンとはまったような気がしました。

 

とは言え相当な葛藤があったでしょうし、僕以上に寝れない夜もあったかと思います。

これが自分だったら決断できただろうか?と思うと本当に感謝しかありません。

と同時に建物を褒めてもらっているような気もし、嬉しく思いました。

 

今回請け負って頂く工務店さんとは、最高のチームワークで進めてゆきたいと思います。