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2024-01-06

設計監理料について

新年早々ですが、今年から設計監理料の改定をさせて頂きました。

 

改定前:8万円/坪

改定後:10万円/坪

※改定にかかわらず新築の場合、確認申請に20万円、構造計算費に20~30万円が別途必要です。

 

ほとんどの設計事務所が設計監理料の算定には工事費用に対する割合(いわゆる工事費の○○%)で決めているのに対し、当事務所では工事面積の割合(いわゆる坪単価ベース)で決めています。

これは、建築予算が厳しいほど設計に手間がかかったり見積り調整に時間を要したりするため、金額や規模に関係なくフェアに仕事をするために工事費ベースではなく面積ベースで設計料を決める方法を採用してきました。

 

何人かの方に、作業量的にも手掛ける規模的にももう少し設計料を上げた方が良いのではないか?と言われたこともありました。

ですが今までこういう部分に無頓着であったり、また世の中の経済状況に対してうちの設計料が周りの現状や業務量と乖離している事に最近気づいたというのが正直なところです。

 

ただ改定させては頂きましたが、多くの事務所は設計料を工事費の12~15%ほどの割合で設定されているようで、だいたいですがうちでは工事坪単価は95~105万円/坪ぐらいなので、坪単価が100万円だと想定すると延べ30坪の住宅では、工事費が3000万円となります。

これで言うと工事費ベースの場合、設計監理料は12%としても360万円になります。

 

改定後のうちの設計監理料は、30坪の工事費3000万円の住宅に対して300万円となります。ですので、ちょっと安いぐらいか相場並みかなぁというところです。

 

もちろん設計料を工事費の8%や9%ほどで行っている事務所は探せばあるのかもしれませんが、当事務所ではけっこうな密度で設計業務を行い、また住宅の性能についても汎用品(どこでも手に入るようなグラスウール等)を使ってコスパの良い高性能住宅を設計する技術については、まだまだ未熟な所だらけですが、高性能ながら建主さまに似合った心地の良い空間をご提案する事が出来ます。

 

とは言えあまり一気に価格改定すると干されるのも嫌なので、ちょうど良い線いってるのではないでしょうか!

 

心苦しい選択にはなりましたが、何卒よろしくお願いいたします。