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2020-09-21

新築やリノベーションを検討されている方

今年に入ってから結構な数のお問い合わせを頂いております。

(広告なんてほぼ出していないので、伊藤さんにプチリニューアルして頂いたからか、、、いや、このブログから??)

 

でも、お問い合わせを頂いたとして先に進めさせて頂けるのは、感覚ですがだいたい2~3割ぐらいの方でしょうか。ご連絡頂いたからといってその後しつこく追客することはございませんので、お気軽にご質問等お送り頂ければと思います。

 

 

以前断熱性能に拘りのある方や、ZEH(エネルギー収支が計算上ゼロを目指した住宅)が家づくりの絶対条件である方からの問い合わせがありました。そういった断熱性第一で拘られている方以外にもたま~に聞かれるのが

「長期優良取れますか?」

「寒がりなのですが、省エネ等級4を取りたいです。どこまで考えて頂けますか?」

何とな~く取りたいという風に思っているだけの方もいるかと思いますが、答えは「取れます」。

 

取得したい理由は様々にあると思います。

が、この超低金利の時代にどれだけ金利面で差が出ますか?

また、例えば長期優良を取ろうとすると、耐震や断熱性能のUPのほかに、必要のない事にまで建築費を使うことになります。

そこで得をするのは建主さんではなく、施工会社ですよね。。。

もっと言うと、こういう制度自体、建主さんの為ではないとも思っています。

 

上記だけが求めている物の全てではなく、ほかにも拘りたい部分は多々あると思います。

家づくりはほとんどの方が一生に一回の事なので、出来る事なら全ての要望を入れたいですよね。

でも全部は叶えることが出来ない事がほとんどです(要望全て入れるのが要望を叶えたことだと思っていないので)。

 

「どう暮らしたいか」「なぜ求めているのか」という拘りを、設計者や他人に伝えるのはとても難しい事です。

ですが間違っても本当に叶えたかった拘りや本質を、耐震性能や断熱等級、人感センサやスマートハウスなんかのために見失ってほしくないです。

 

テレビCMなんかにも誘惑される事もあると思います。

勿論あれば便利ですし、生活もしやすくなります。

ですが家を建てたいという想いの本質ではない気がします。

 

とは言いつつ僕も設計者なので、構造的には耐震等級3を取得するがために木をバリバリ固めてしまうよりもより良い設計をする方法も知っていますし、断熱性についても地域や既存の建物によって手法が変わるので、そのあたりのさじ加減も出来るかと自負はあります。

 

会社組織としてではなく、個人で設計だけを専業している身として、言うべきことは言うと思います。逆に自分に得ではない事とわかっていても、建物のためであったり建主さんのためであれば動きます。

まぁこんな設計士ですが、宜しければ気兼ねなくご相談ください。