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2025-08-21

お問い合わせ

ここ最近はありがたいことに、割と多くの(いつもが非常に少ないため、多く感じるだけですが、、、)新規でのお問い合わせメールやご面談の予約を頂いています。

 

依頼先なんて星の数ほどあるのにその中でうちを検討してもらっているのだから、初回面談の際は、ほかの事務所にはないうちだけの特徴はもちろん、依頼時のメリットやデメリットも全て話すようにしてる。

通常であれば初めてお会いする方に都合の悪い事は話さないのかもしれないけど、全ての方に満足してもらえるような選択肢なんてないし、ましてや消費者が圧倒的に優位になるようなビジネスなんて存在しない。

なので、設計事務所として建主さんに提供するサービスなども含めてありのまま話している。

 

その中で大きなウエイトを占めていると言いますか、一番最初に気にされる事の一つに建築コストがあります。要はいくらで建てられるの?という事が相談に来られる方の不安の大半を占めているのかと思います。

この費用感についても、うちで建てる場合の建築コストや市場の相場感についても出来るだけ率直に話すようにしています。

ここで入口の費用感(最安値)をお伝えして、あとの方で奇襲のごとくだまし討ちをするような事になるのが嫌なので(そうでなくても、話していくうちにご要望はご予算を越えてくるんですが)、、、

 

ですが、もうほとんどの方が知っての通り、3年ほど前から資材や人件費が高騰し、従来とは比べ物にならないくらい建築コストは上がっています。まぁ建築だけではないのですが。

設計させて頂いた建築の性能や使い勝手含めたデザインについてのクオリティについては、コスパが良いという自信はありましたが、ここ最近ではすこーし消極的になってきています。

うちでの建築コストや相場感を包み隠さず話すと大抵は引かれる。中には言葉を失われる事もある。多分、僕が家づくりする立場だったとしても一瞬凍りつく。

 

僕が値上げしている訳ではないんですが、なんかすみませんと言ってしまうぐらい申し訳ない気持ちになってしまう。

 

そんなこんなでありがたくお問合せを通常より多く頂いても、取りこぼすことも多々ある。

もちろん費用感だけが理由ではないかと思いますが、contactからのお問い合わせでコストの事を聞かれて正直に返すと、そのまま返信が来ないこともしばしば。

 

きっと出来るプロの営業なら、変に不安をあおったりせず入口の費用感しか話さないのだろうか。

以前、住宅メーカーと最終段階で契約解除された方がうちに相談に来た。「感覚的に冠婚葬祭や車の購入みたいに、費用がどんどん上がった」と言っていた。

絶対に必須の物がオプションなんて事もあったそうだが、基本的にはオプション無しで建てるなんてことにはならない。

もちろん打合せを進めるにつれて、仕上材や設備機器がグレードUPします。そういうモンです。

 

自分もずるく策略をたてて説明が出来ればどんなに良いかとも思いますが、、、出来ない!

 

良く思う事ですが、おこがましいながら自分の店が街でちょっと有名なイタリアンのお店で、その横にジョリーパスタやサイゼリアが出来たとする。

そんな隣のファミレスを意識して格安ランチを始め出したらどうなるだろう。もっと安くてそこそこ上手い隣のお店には敵いっこないと思う。

 

建築費は人件費が大きくウエイトを占めている。言い換えると材料費は安いということになる。

僕の設計する家は、特殊な素材はつかっていませんが、手間暇がかかる(設計事務所全般?)。

素材は一緒だとすると、最も人件費のかからない建て方をすると当然に安くなる。こういった家にはコストでは勝てない。

 

せっかくお問い合わせ頂いたのに取りこぼし続けると、ついつい卑屈になったりずるい考えを意識してしまいがちですが、隣のお店なんか気にしなくていいし、自分の仕事を追求して、その日に来られたお客様に満足してもらうだけで良しとしよう。